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小児歯科

お子様の健康を願わない親御さんや保護者さんはいないと思いますが、お口の健康に関しても同じではないでしょうか。 子供は幼少期からある程度の年齢になるまでは自分のことを自身で管理するということはできません。ですから子供のお口の健康を確保するためには子供の身体的成長や精神的成長に合わせて親御さんや保護者さんが積極的に関わる必要があります。
蕨・さくら歯科では、乳歯の虫歯の治療や虫歯になるリスクを減らすための予防措置をおこなったり、乳歯から永久歯へ生えかわる歯の交換期における歯並びへの対応などをしていますが、小児歯科についてのお話をする際に一番重要なこととしては、『小児の口腔の健康を守り維持することの責任は親御さんまたは保護者にある』ということをご理解下さい。
このことが大前提であり、小児歯科での対象者はお子さんだけでなくその保護者さんも対象者であるということを理解していただくことがお子様のお口の健康の価値を高めることにつながっていきます。

①子供が小さなうちは予防習慣を身につけるチャンス!

お口の健康のため、定期検診でのクリーニングやフッ素塗布をお子様がスムーズに受けてもらえたら親御さんにとっては安心ですよね。 しかし慣れないことに対して子供は敏感なものです。 お子様に歯科検診を受けさせるだけでも苦労される親御さんもいらっしゃいます。
もし、お子様の成長の過程で自己主張が始まる時期までに歯医者での定期検診が習慣として身に付いていればそこまで大変ではなくなるかもしれません。 できることはまだ多くはなくても、歯が生えはじめる生後半年または1歳くらいからフッ素塗布などを兼ねてお子様を歯医者に連れて行ってあげましょう!
そこから定期的に検診を兼ねてフッ素塗布を受けたりお子様のことで聞きたいことを聞いてみたりしながらお子様と一緒に定期的に通院することを習慣にできたら、お子様にとっても親御さんにとっても良いことですよね。 蕨・さくら歯科ではフッ素塗布を無料で実施していますので、予防と定期検診にぜひご利用ください!

②乳歯が生えそろうまでに生活習慣をととのえよう。

乳歯はおおよそ2歳半~3歳までに生えそろいますが、その期間は親御さんや保護者さんが比較的管理しやすい時期といえます。なぜならこの時期は子供自らが食べるものを決めたり選ぶということはできないので、離乳食から通常の食事の準備のほとんどが親御さんや保護者さん、または保育施設の保育士さんが行う時期だからです。
間食についてもどのようなものをどのように与えるかは管理しやすい時期だと言えます。
子供に与える食事などはできるだけ体にいいものをと考えるのと同じように、この時期には栄養バランスに加えて食事の時間や決められた時間にのみ間食を与えるなどの「規則正しい生活のリズムを作ってあげること」がとても大切です。
その生活のリズムの中に「食べたら歯を磨く」という意識を作ってあげることも重要なことです。
蕨・さくら歯科では小さなお子様の歯の磨き方や間食の与え方について親御さんへの相談・アドバイスを行っています。聞いてみたいことがあればお気軽にご相談ください。

乳幼児のお子様への対応ですが、食後や間食後に歯を磨く習慣については乳児期で歯がまだ生えていない場合には親御さんがガーゼを巻き付けた指先でお子さんの口腔内を拭ってあげることからはじめて下さい。
その後、乳児期から幼児期にかけて乳歯が生えそろっていきますが、その状況に合わせて使用する歯ブラシや歯磨き粉を換えていきましょう。 この時期の親御さんの関わり方としては、食後・間食後にお口の中をきれいにすることの習慣を作ってあげることが大切です。 お口の中の汚れをきれいにできることが理想ですが、そこに意識がいき過ぎると子供を押さえつけ泣いてでも歯磨きをするという行動をとってしまいがちです。この行動は子供にとっては食後の歯磨きは嫌なものという認識につながり習慣には中々つながりませんし、長い目で見ればかえって子供のお口の健康を損ねることになってしまいます。
子供にも一人ひとりの性格がありますので、素直に歯磨きを受け入れるお子様もいれば初めは嫌がるお子様もいると思います。
歯磨きを嫌がるお子様にとってこの時期は歯磨きをしてあげる際の工夫が必要な時期ですので、「手鏡を持たせて見せながら歯磨きする」や歯磨きの際の位置を「仰向けでする・床に座った状態でする・椅子に座った状態でする」など色々と試してみてほしいのですが一番重要なのは「おだやかな口調で声を掛けつつコミュニケーションをとりながら歯磨きすることを心がけること」ということを意識してみて下さい。
子供の年齢が4歳を超えてくると、それまでの親御さんの対応とお子様の性格によって口腔内の管理が大きく変わってきます。 乳児期からのお口の健康に対する行動の習慣付けが上手くいっている場合には問題ありませんが、この時期に食後・間食後の歯磨き習慣が身に付いていないと管理が難しくなってきます。 なぜなら自分がしたいこと、やりたくないことを意思表示しはじめる反面、理性よりも感情優先の年齢でもあるため「習慣として身に付いていないことは、やらなければならないことでも自分がやりたくないことには取り組もうとしない」からです。 さらには意思表示もできるようになっているため、親御さんが管理せずにお子様がおやつを食べたいというたびに時間を決めずにおやつを与えていたりすると口腔内環境が悪い方に転がり始めて、気が付いたときには口腔内の健康が損なわれ歯が崩壊状態になってしまっているということになりかねません。
子供がしたいことをしてあげたいという親心はよくわかりますが、虫歯の原因になりやすいお菓子を欲しがるときに好きなだけ与える行動は本当の意味ではその子のためにはならないということはほとんどの親御さんは理解していることと思いますので、できることなら最低限就学前までには食後の歯磨き習慣と間食は決められた時間のみにする習慣は身に付けておいてほしいところです。 習慣というものは一朝一夕に身に付くものではありませんが、この時期に習慣化していなくても親御さんの取り組み次第で習慣として身に付けさせてあげることは可能ですので根気強くお子様と向き合って取り組んでみて下さい。
そして、数か月ごとに予防等で歯医者でのブラッシングやフッ素塗布を受ける習慣が、将来の治療や予防で歯医者に通院する際のハードルを低くしてくれることでしょう。

③歯並びへの気配りを! 乳歯から永久歯に生えかわるまでには歯並びの状況は刻々と変化する。

就学して学年があがっていくと、親御さんがこれまでしていた仕上げ磨きの頻度が少なくなったり、間食の時間や回数についても子供任せになりがちです。 子供は成長するにつれできることが増えていきますからそれに合わせてできることをお子様自身に任せることは良いことだと思います。 しかし、そうはいっても未熟なところがあることもまた事実です。
細かい手作業ができるようになったり、自分の行動によってもたらされる結果を考えて判断しその結果に責任を持てるようになるには相応の時間がかかります。
小児歯科の観点からは、子供の成長に合わせて仕上げ磨きの頻度を少なくしていくこと自体に問題はありませんが、仕上げ磨きで気付いたこと(磨けている、いない)をアドバイスしてあげたり、お子様のお口のことで何かしらの異変に気付くきっかけとなりますので、小学校を卒業するまでくらいは時々は親御さんが仕上げ磨きを行うことを推奨します。
その中で親御さんが気づくこととして、歯の生えかわりや歯並びの問題があります。(もちろん虫歯の早期発見も親御さんの力が大きく関わります)
乳歯が抜けるべき時に抜け、生えるべき時期に永久歯が生えそろっていく、これが理想ですがなかなかそうもいきません。 「大人の歯が生えてきているのに子供の歯が抜けない」、「永久歯がへんなところから生えてきている」、「大人の歯が生えてこない」、「生えてきた永久歯がきゅうくつそうで歯並びが悪くなりそう」などなど、お子様のお口のことで親御さんは心配になることもあることでしょう。
蕨・さくら歯科では、お子様のその時点とその後に考えられる問題がありましたらその問題に関して親御さんにご説明し、その問題に合わせて考えられる対処や解決方法をご提案していますので、お子様のお口のことで何か気になることや心配事があれば遠慮なくご相談ください。
お子さんのお口の健康を維持していくためにも予防処置を兼ねて定期的に歯医者に通うことを習慣にしていただけたらと思います。

④子供の定期検診には虫歯や歯並びの問題に早く気づくきっかけとなる価値がある。

①、②、③で書いたように小児歯科ではお子様の年齢やお口のその時の状況に合わせて色々な対応が必要となります。 様々な状況にできるだけ良い対応をしていくことが小児歯科では求められますが、ひとつひとつの対応を一番良いタイミングで行えたら歯の痛みや歯並びの悪さに悩まされることを避けることができると考えています。
健康な歯や良い歯並びは、それだけでとても価値があるものです。そしてお口の健康の価値を維持・管理する定期検診にも同じように価値があります。
蕨・さくら歯科の小児歯科では、その時その時の状況への対応にも力を入れ、年単位での対応もしています。 お子様のお口の健康管理に関わる小児歯科に当院は全力で取り組んでいますので、お子様の定期歯科検診に是非ご利用ください。

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