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予防歯科について

①「おいしく食べられる」は当たり前ではない?

私たち人間や動物は生きていくために食事は欠かせません。また、「食事を楽しむ」ということも人の人生においてはとても大切な要素です。 
今、あなたは日々の食事を楽しことが当たり前にできているでしょうか?そうだとしたら素晴らしいことです。お口にトラブルを抱えていては、おいしく食事をとることもできません。 今ある当たり前は、実は当たり前ではないとても価値の高いことかもしれません。お口の健康の価値を、自分の努力と定期検診で予防することで大切に守っていきましょう! 

②失ってから気づくよりも今ある健康の価値を大切にしたい!

歯の痛みや歯を失ってしまったことでまともに食事ができない人からみれば「おいしく食べられる」ことは当たり前ではありません。日々生きている中で「おいしく食べられている」と、それはとても価値のあることなのに普通に食べられることが当たり前すぎて今のお口の価値を実感しづらくなりますよね。 
しかし、虫歯で歯が痛くなったり歯周病で物がしっかり噛めなくなったりしたら、元のように普通に食事ができるようになるまで治療に時間がかかったり、不具合の状況によっては元通り噛めなくなるかもしれません。 
あまり意識していなかったお口の健康の価値に気づいてもらい、その価値を大切にしてもうための予防歯科に蕨・さくら歯科では力を入れています。

③予防していたら虫歯や歯周病にならない?

予防していたら虫歯や歯周病にならないかといえば、そんなことはありません。どんなに日々のセルフケアをがんばっていても、定期検診を受けることで予防を心がけていても、虫歯ができたり歯周病で歯茎に問題が出ることはあります。 それなら、予防歯科の意味は無いのではと思われる方もいるでしょうが、予防歯科に意味が無いことはありません。
なぜなら、予防で定期検診を受けている人とそうでない人のお口の状況には大きな差があるからです。予防に意識を持っている人の口腔内の衛生状態はおおむね良好であるのに対し、あまり予防に力を入れていない人の口腔内の衛生状態は管理が中途半端なことが多いです。
この「意識している」か「意識していない」かが大きな違いで、自分のお口の健康を大切にし、それを維持していくモチベーションとすることが予防歯科の一番の目的と言えます。
予防していても虫歯ができたり歯周病で歯茎に問題が出ることはあると言いましたが、予防を意識している人の多くは虫歯や歯周病の発生を防ぐことができていますし、仮にトラブルが起きた場合でも侵襲を最小限に抑えた治療でリカバリーすることができます。逆にあまり予防を意識せず痛みなどの不具合が出てから歯医者に受診する人の場合には、治療の回数や時間がかかる傾向にあります。
予防していたら虫歯や歯周病に絶対にならないとは言えませんが、予防に意識を持つことは自分のことを大切にするということです。 予防は習慣にするまではおっくうかもしれませんが、習慣にできたらとても価値があります。目安として3~6ヶ月ごとに定期検診を受けましょう。

④予防歯科でできること。

予防歯科では、1:虫歯や歯周病の診査・診断、2:日々のセルフケアでは取り切れない磨き残しのクリーニング、3:歯磨き指導、4:フッ素塗布(蕨・さくら歯科では無料で実施)などを行っています。 
日頃からセルフケアに力を入れていても、ケアの難しいところに虫歯ができたり磨き残しの汚れが固まって歯石が沈着したりします。 そういったものに対して早期に対応し、お口の健康をできるだけ良い状態に保つことや、普段のセルフケアのレベルアップのためのアドバイスなどを蕨・さくら歯科では行っています。 また、歯の質の向上のため大人子供を問わず希望に応じてフッ素塗布を当院では無料で実施しています。(大人の方でフッ素塗布を希望される場合は申し出て下さい) 予防歯科を受けたことが無い人でこれから予防に取り組みたい方や、お口の健康維持に歯医者での予防をお考えの方は、ぜひご利用ください。

⑤予防歯科こそハードルの低いもの

痛みが出たから虫歯の治療を受けなければいけないなぁとか、歯周病で歯がグラグラしていて抜かないといけないんだろうなぁなどの理由で歯医者に行くことは気が重いですよね。
こんな気が重くなるような理由での歯医者通いをするよりも、痛い思いをしないようにとかきれいなお口を保つエチケットのためなどの前向きな理由での歯医者通いはいかがでしょうか?
予防歯科は、歯医者でやっていることのなかでは痛みのない気軽に受けてもらえる内容ですから、自分のなかでハードルを高くせずにご自宅での歯磨きの延長くらいの気持ちでご来院いただければ、蕨・さくら歯科のスタッフがあなたのお口の健康のために丁寧に対応いたします!

⑥虫歯・歯周病と予防

「虫歯になると痛い」と考えている人は結構いるのではないでしょうか?虫歯になったとしても初期の状態ではほとんど症状は無く、虫歯が歯の一番の防御層であるエナメル質を超え象牙質に到達してようやく「何か変」程度の症状を呈し、さらに進行して痛みを感じるようになったときには虫歯はそれなりに大きくなってしまっています。ですから、痛みで虫歯を自覚した時点でそれはすでに早期発見ではないのです。 
初期の虫歯を見つけるのはなかなか難しいものですが早期発見・早期治療ができたなら歯を削る量も最小限に抑えることができますので、予防を兼ねて定期検診を受けている人とそうでない人とではトラブルに対する対応も大きく変わってくるということが考えられます。
歯周病についても定期検診を受けることでその兆候があれば口腔内の状況をお伝えし、必要と考えられる対応を早期にとることができます。

歯周病は食事あるいは間食後に歯磨きをせず口腔内に汚れが付いたままにした状態を放置したり、歯磨きをしていても『磨いてはいるが磨けていない』状況でやはり口腔内に汚れが付いたままでいることで、その汚れが原因となり歯の周囲の歯茎や歯を支えている骨に炎症が起こる病気です。 (噛み合わせにより異常な力が引き起こす歯周病もあります) 
歯周病の治療の基本は歯の周囲の汚れの除去ですが、生きていくために毎日食事を摂る我々にとってそれだけでは不十分です。 歯医者で歯の周囲のクリーニングをしたとしても食事・間食をすればまた汚れは付着します。多くの人は食後・間食後に歯磨きをしていると思いますが、この食後・間食後のセルフケアが適切にできていること、『磨いている』ではなく『磨けている』ことが重要なのです。  
歯周病は治療ももちろん大事ですが、『知識・実践・習慣』なくして治療の意義・価値が高まることはありません。
歯周病の原因となる汚れを自分自身でどう取り除くかを知らなければ毎日歯磨きをしていたとしても不十分ですし、十分なセルフケアの知識を持っていたとしてもそれを継続して行わなければならず、要するに自分のお口の健康の為には自分がセルフケアを大切にしなければならないのです。
歯周病は、{ 歯医者でのプロフェッショナルクリーニング ⇔ ご自身でのセルフケア }
この繰り返しで予防することがとても大切です。
そのために、通常のクリーニングの他、患者様の状況に応じて麻酔下で歯肉の深くについてしまった歯石取りで口腔内の健康状態を確保し、セルフケアのレベルアップのために歯と歯の間の歯ブラシでは取り切れない部位へのデンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシの使い方の指導、汚れを染出しての歯磨き指導などを当院では行っております。また、毎日の習慣で少しずつ落ちてくるモチベーション維持のために定期検診の案内もしています。

情報社会のこのご時世に虫歯や歯周病を予防するべきということを多くの人が知識としては持っているのではないでしょうか?ただ、その知識がなんとなくであったり、知っていても意外と面倒で実践できていなかったり習慣になっていない人も多いと感じます。
そういう人たちにはぜひ、お口の健康を守るために歯医者を利用していただきたいのですが、予防歯科の主人公は自分自身であり歯医者はお手伝いをしてもらうところということもご理解いただければと思います。
予防歯科の理想は「虫歯にならないこと」「歯周病にならないこと」ですが、実際には定期検診を継続して受けていただいている場合でも虫歯になったり歯周病の兆候がでたりすることはあります。それなら予防歯科の意味が無いと感じるかもしれません。ですが、仮に予防で定期検診を受けていなかったとしたらどうでしょう?虫歯に気付くのが遅くなり治療で歯を削る量が多くなってしまったり状況次第では歯の神経をとらなければいけないケースになったり、歯周病が進んで歯が揺れだして歯石取りをしても手遅れで歯を抜かなければいけなくなったりといったあまり良くない可能性が高まります。あくまでも予防歯科の理想は虫歯や歯周病にならないということが目標にはなりますが、その次に大切なこととして何かしらのトラブルになりそうなときに早目のアドバイスを受けていただくこと、トラブルが起こった時に早期発見・早期治療につなげることが予防歯科の本質でもあるのです。 
また、定期検診を受けることはご自身の意識を維持することにつながります。歯磨きなど毎日同じことを繰り返す習慣は同じことを一定以上の水準で保つことは意外と難しいもので、やっていることに対してのモチベーションが少しずつ下がっていきます。 そのようなときに定期検診を受けることでお口の健康維持に対するモチベーションを再度認識してもらえると思います。
普段からお口の健康に対する意識を持ってもらうこと、その一助として予防で歯医者と上手にお付き合いしていただけたならあなたの生活の質がより高まることと思います。
「長い人生、自分の歯でおいしく食べ続けていきましょう!」

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